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R&Iファンド大賞2023で確認 優秀な運用成績をおさめた投資信託とは?過去3年の推移と比較して見えてくることとは?

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R&Iファンド大賞とは?

日本経済新聞の関連会社である株式会社格付投資情報センター 略称『R&I』が毎年優れた実績をあげたファンドを選出し表彰するというもので

2007年から毎年行われており今回が17回目になります

2023年のR&Iファンド大賞は4月26日に発表されました

どのようなファンドが選出されたかについてはこちらで確認することができます

今回ご紹介するファンドはごく一部となりますので、他のラインナップが気になる方は是非ファンド大賞のページをチェックしてみてください。

なおファンドの表彰分類としては

・投資信託20年
・投資信託10年
・投資信託
・iDeCo・DC
・NISA
・確定給付年金

にそれぞれ分けられ

さらにそのなかで詳細な部門に分けられています(確定給付年金は6月5月に公表されています)

ご参考までに2022年の受賞紹介の記事はこちらです

R&Iファンド大賞2022で確認 優秀な運用成績をおさめた投資信託とは?過去3年の推移と比較して見えてくることとは? R&Iファンド大賞とは? 日本経済新聞の関連会社である株式会社格付投資情報センター 略称『R&I』が毎年優れた実...

長期投資カテゴリーが充実した内容に

2023の大賞では新たに【投資信託10年】部門に

『国内株式ESG』『北米株式グロース』『バランス型』

【投資信託20年】部門に

『国内株式高配当』『外国株式グロース』

などが新たな表彰カテゴリーに加わりました。

長期投資目線から評価されている投資信託がわかるようになることはいいことですね。

過去3年間の表彰ファンドの推移を見てみる

ということでさっそく2021年~2023年の受賞ファンドの一部推移をピックアップして比較してみることにしましょう

投資信託部門

投資信託 国内株式(コア部門)

最優秀ファンド賞優秀ファンド賞
2023年優良日本株ファンド(愛称:ちから株)日本株アクティブ・ファンド(凄腕)
日興アクティブ ダイナミクス(投資力学)
One国内株オープン(自由演技)
2022年
ちゅうぎん日本大型株アクティブファンド(未来のゆめ)・三菱UFJ 日本株オープン「35」
・ジャパンニューエイジオープン
・J・エクイティ(K2000)
2021年東京海上・ジャパン・オーナーズ株式オープン・新光ジャパンオープンⅡ
・スパークス・新・国際優良日本株ファンド(厳選投信)
・J・エクイティ(K2000)

2023年は新たなラインナップとなり、優秀賞には3つのファンドが選出

三菱UFJ国際投信が運用する優良日本株ファンド(愛称:ちから株)が最優秀ファンド賞に
同じく三菱UFJ国際投信が運用する日本株アクティブ・ファンド(凄腕)
日興アセットマネジメントの日興アクティブ ダイナミクス(投資力学)
及びアセットマネジメントOneのOne国内株オープン(自由演技)が優秀賞に選ばれました
毎年ラインナップが入れ替わり激戦模様です

投資信託 国内中小型株式

 最優秀ファンド賞優秀ファンド賞
2023年ニッポン中小型株ファンド小型ブルーチップオープン
スパークス プレミアム 日本超小型株式ファンド (価値発掘)
2022年 小型ブルーチップオープン企業価値成長小型株ファンド(眼力)
2021年企業価値成長小型株ファンド(眼力)・厳選ジャパン
・DIAM新興市場日本株ファンド
こちらもラインナップが変わりました
2019~2021年まで3年連続で受賞していた企業価値成長小型株ファンド(眼力)がラインナップからはずれ、三井住友DSアセットマネジメントが運用するニッポン中小型株ファンドが最優秀ファンド賞に


野村アセットマネジメントの小型ブルーチップオープンとスパークスアセットマネジメントのスパークス・プレミアム・日本超小型株式ファンドが優秀賞に選出されました

小型ブルーチップオープンは2年連続の入賞でここ数年の運用評価が光ります

中国関連株式

最優秀ファンド賞優秀ファンド賞
2023年ダイワ/バリュー・パートナーズ・チャイナ・イノベーター・ファンド−該当なし
2022年 深セン・イノベーション株式ファンド(1年決算型)該当なし
2021年UBS中国A株ファンド(年1回決算型)桃源郷該当なし
中国の景気はコロナ政策の影響もあり現在停滞気味・・
裏を返せば今が仕込み時とも言えなくもないので筆者はこのあたりもウォッチしております。

インド株式

最優秀ファンド賞優秀ファンド賞
2023年ダイワ/ミレーアセット・インド株式ファンド −インドの匠−高成長インド・中型株式ファンド
2022年 新生・UTIインドファンド該当なし
2021年新生・UTIインドファンド該当なし

最近インド映画がヒットしたり株価指数も好調なインド

新興国としてとても気になるセクターで目が離せません。

インデックス・ファンドに加えてアクティブ投信などもチェックしたいところです。

投資信託10年部門 

国内株式コア 10年

最優秀ファンド賞優秀ファンド賞
2023年One国内株オープン(自由演技)スパークス 新 国際優良日本株ファンド(厳選投資)
・ひふみ投信・コモンズ30ファンド
2022年 スパークス・新・国際優良日本株ファンド(厳選投信)・One 国内株オープン(自由演技)
・ひふみ投信
2021年スパークス・新・国際優良日本株ファンド(厳選投信)ひふみ投信
One国内株オープン(自由演技)が昨年の優秀賞から最優秀賞に

スパークス・新・国際優良日本株ファンド(厳選投信)ひふみ投信、及びコモンズ30ファンドが優秀賞に選ばれました。

スパークス・新・国際優良日本株ファンド(厳選投信)とひふみ投信は常にライバル関係といった感じで、双方とも最優秀と優秀を含め2019年からこれで4年連続の受賞となります。すばらしいです!

国内中小型株 10年

  最優秀ファンド賞優秀ファンド賞
2023年SBI中小型成長株ファンド ジェイネクスト三井住友・中小型株ファンド
2022年SBI中小型成長株ファンド ジェイネクストDIAM新興市場日本株ファンド
2021年SBI中小型割安成長株ファンド ジェイリバイブ・SBI中小型成長株ファンド ジェイネクスト
・三井住友・中小型株ファンド

最優秀ファンドはエンジェルアセットマネジメントが投資助言を行うSBI中小型成長株ファンド ジェイネクストです

また、今回は優秀ファンドとなった三井住友DSアセットマネジメントの運用する三井住友・中小型株ファンドも健闘しています。

国内REIT 10年

  最優秀ファンド賞優秀ファンド賞
2023年フィデリティ・Jリート・アクティブ・ファンド明治安田J−REIT戦略ファンド(毎月分配型)リート王
2022年J-REITオープン(年4回決算型)明治安田J−REIT戦略ファンド(毎月分配型)リート王
2021年J-REITオープン(年4回決算型)J-REIT・リサーチ・オープン(毎月決算型)

投資信託20年部門

20年ともなればなかなか長期の戦いとなり、その中で選ばれしファンドの実績はお墨付きといえるのではないかと思います。

国内株式コア 20年

最優秀ファンド賞優秀ファンド賞
One国内株オープン(自由演技)ハイブリッド・セレクション
One国内株オープン(自由演技)ハイブリッド・セレクション
ハイブリッド・セレクションOne国内株オープン(自由演技)

ここ数年は アセットマネジメントOneのOne国内株オープン(自由演技)と、おなじくアセットマネジメントOneのハイブリッド・セレクションが常に競り合っている状態になっております。

One国内株オープン(自由演技)は2023年の国内株(コア)で優秀賞、又国内株(コア)10年部門でも最優秀賞を受賞しており、2022年・10年・20年とすべての部門で入賞です!

インターネットで検索した限りでは酒井義隆さんがファンドマネジャーを担当されているようです
投資の達人に聞く⑩AMOne「自由演技」(上)大型株と中小型株比率を「自由自在」に動かす好成績日本株ファンドの運用哲学とは | 週刊エコノミスト Online (mainichi.jp)

ハイブリットセレクションは20年部門が設定された2018年からこれまで5年間受賞し続けており、驚き以外のコメントがみつかりません。検索した限りではファンドマネージャーはわかりませんでした。

国内中小型株 20年

最優秀ファンド賞優秀ファンド賞
MHAM新興成長株オープン(Jーフロンティア)Jオープン(小型株)
MHAM新興成長株オープンJ-フロンティアJオープン(小型株)
スパークス・ジャパン・スモール・キャップ・ファンド ライジング・サンMHAM新興成長株オープン J-フロンティア

国内中小型株部門での評価が光るのがMHAM新興成長株オープン(J-フロンティア)です
岩本 誠一郎氏ファンドマネージャーが運用されているようです
MHAM新興成長株オープン(愛称:J-フロンティア) 岩本 誠一郎|ロングセラーシリーズ|アセットマネジメントOne (am-one.co.jp)

2023年はいよいよ日本株の成長に期待?

これまで米国株に比べると見劣りしていた日経平均株価が2023年の春以降勢いづいています、過去最高値を更新する日が来るのでしょうか?

ようやくといった感もありますが、今年は日本株の活躍に期待したいですね。

ファンド大賞などで評価される投資信託を探し出し、自分のお金をコアサテライトのサテライト部分への資金として投資する。

結果としてファンドを通じてそのような『良い企業』にお金が回り、企業と個人、さらには社会との間にwin-winな関係を築いていけたらいいですね。

これからも各ファンドとファンドマネージャーの健闘に期待です!

マネー雑誌の投資信託大賞特集にも注目

日経BP社が発行する日経トレンディやダイヤモンド社が発行し、日本一売れている月刊マネー誌ダイヤモンドZAiも、それぞれ独自の視点でその年の評価できる投資信託を選出する特集を行っています

日経トレンディ

新NISA式 ほったらかし株&投信 (日経ホームマガジン)

・QUICK 資産運用研究所研究員 石井輝尚氏
・楽天証券経済研究所 ファンドアナリスト 篠田尚子氏
・ファイナンシャルリサーチ代表 FP 深野康彦氏
・イデア・ファンド・ コンサルティング代表 吉井崇裕氏 

4人の”投信のプロ”が、2022年に好成績をあげたファンドを選抜・評価・表彰する「日経トレンディ投信大賞2023」を特集しています

ダイヤモンドZai

ダイヤモンドZAi (ザイ)23年6月号 [雑誌]

ダイヤモンドZAi編集部が、2022年に好成績をおさめたアクティブ型投資信託を表彰する企画。ザイの「投信グランプリ2023」を特集しています。

なお、同賞のラインナップについてはインターネットページでも確認することができます
→リンクはこちら

成績の良いアクティブ投信に投資できればインデックス投資を上回るパフォーマンスを得ることも可能です。低コストのインデックスファンドに加えて、投信評価のプロも評価する優秀なファンドマネージャーが運用するアクティブファンドを保有するのも投資の醍醐味の一つでしょう。

最後に留意点

サイトの下部に「特定商品の購入、売却、保有を推奨、又は将来のパフォーマンスを保証するものではありません」と書いてあるとおり、表彰されているのは過去の成績であり、今後も良好な成績のままいくとは限らないという点に注意が必要です。

とくにアクティブ投信は成績差にばらつきがある場合があるので、それらをよく理解した上で購入することをおすすめいたします。

当ブログでは特定商品の購入を推奨していているわけではありません、購入された投資商品で損失がでた場合の責任は負いかねます旨ご了承ください