個別株投資 PR

テレビに米国株投資家のエルさんが登場!大江英樹さんや経済アナリストで人気沸騰中の馬渕磨理子さんも出演 今後の相場展開と着目している銘柄とは? 

記事内に商品プロモーションを含む場合があります

2022年5月8日(日)にBS朝日にて

ずばり!2022年の経済!!スペシャリストが投資の仕方を教えます

と題した特番が放送されました。番組進行は土田晃之氏と川田裕美アナ 

パネリストは以下の6名の方々でした

・会社四季報編集長の冨岡耕氏
・経済コラムリストの大江英樹氏
・個人投資家のエル氏
・経済アナリストの馬渕磨理子氏
・元ウォール街トレーダーの高橋ダン氏
・エコノミストで為替ストラテジストのエミン・ユルマズ氏

2時間の特番だったよ。個別銘柄の解説をここまでいろいろ掘り下げた番組構成は地上波ではなかなかできないこと。BSならではですね~

私今回注目したのは投資家のエル氏がテレビ出演するということでした。おひとりだけマスクをされての出演でしたが、イメージしていたより若々しい印象でした。例えるとしたらNHKの瀧川剛史アナに似ているようなそうじゃないような(?)

ちなみにエルさんのブログにも、その時の様子についての記事がアップされています

テレビには「初」出演だったようです

※一部銘柄には2022年5月9日引け値の株価も載せてみました。

私が気になった銘柄

番組中でいろいろと興味深い銘柄も紹介されていたので、その中から私が気になった銘柄を取り上げてみたいと思います。

ヨンキュウ(9955) ¥2311

最近漁獲量が減少傾向なこともあり養殖業に注目が集まっています。その養殖業を支える宇和島に拠点を構える企業だそうです。株価も順調に伸びています。

サカタのタネ(1377)¥4380

創業以来100年以上にわたって「遺伝資源」を蓄積。現在国内で販売する種は40品目・約400種とのこと。また世界19箇所に拠点をもち、各地で遺伝資源を収集・研究、その土地の気候に適した品種開発を行っていることが強み。ブロッコリーの種は世界のトップシェアを持っているようです。

アスカネット(2438)¥1024

映像が浮く中に浮かんでいるように見える「空中ディスプレイ」の開発を進めていて、非接触型の技術として注目を集めている。2022年2月からセブンイレブンにて「デジPOS」の実証実験が行われている。番組では実際に利用している映像が流れていましたが、空中のボタンをタッチするという近未来的な機能がとても印象的でした。

防衛関連銘柄

ウクライナ侵攻で情勢が不安定になっているなか、今は割安になっている防衛関連銘柄に注目、としてMINKという言葉が紹介されていました。

MINKとは

日本の国防産業を支える企業の頭文字を取ったものです

M 三菱重工
I IHI
N 日揮ホールディングス
K 川崎重工業

三菱重工といえば航空自衛隊の主力戦闘機であるF-15を製造・整備しているメーカーです

また米国の防衛関連として軍用航空機メーカーであるロッキード・マーチン(LMT:$439.18)も取り上げられていました。

エルさんの注目と投資アドバイス

総合商社銘柄

資源・エネルギー高の状況を鑑み三井物産(8031:¥3308)三菱商事(8058)などの総合商社に注目。さらにはロシアの軍事的な緊張下においては三菱重工(7011:¥4562)も折に触れて買われる展開が予想されるとのこと。会社四季報の冨岡編集長も同意見のようでした。

アメリカ国債

意外なところではおすすめ商品として「アメリカ国債」も勧めていて、理由としては金利がこのまま一本調子で上がっていくわけではなく、行き過ぎた場合に少し下げる場面も想定され、その際に米国債を購入することでポートフォリオの多様性が高まるメリットがあるのではないかとのことです。

ユニオン・パシフィック鉄道(UNP)$225.19

米国株を今買うなら?ということで紹介されていたのがユニオン・パシフィックです。

米国最大規模の貨物鉄道会社です。2100年になっても人口が増え続ける米国において、物流を担う存在として中長期的に文句のない投資先なのではないかとのこと。

大きく損をした時に一番大事なこととは?

エルさんはスタジオ内から「大きく損した時にいちばん大事なことは?」と聞かれて

「報道などに振り回されず、ちょっと冷静な自分をもっていることだと思う」と答えています。

そして「冷静でいられる方法はいつ覚える?」というゲストの質問については

「失敗しながら覚える(苦笑)」と言っています。

やはり相場から撤退しなくて済む程度の失敗も重ねながら、投資経験を積んでメンタルコントロールの技術を身に着けていく必要があるようです。

「会社四季報」冨岡耕編集長の注目

手間いらず株式会社(2477)\5060

インターネット広告事業を行う会社。予約管理システムをいろいろな宿泊施設に導入してもらっている。また宿泊施設を比較できる「比較.com」を運営している。コロナ禍においてもサブスク収益にて安定した運営を行っているとのこと。

ナガセ(9733)

同じく教育関連銘柄として紹介「東進ハイスクール」や「四谷大塚」「イトマンスイミングルクール」などを運営している。全国で無料模試を行い、文部科学省を凌ぐスケールで子供の学力データを蓄積しているのが強み。

新光電気工業(6967)¥5060

電気製品を構成する個別部品の外形を構成する半導体パッケージの総合メーカーで富士通系の企業だそうです。自動車や家電の制御部品としても今後はますます需要が見込める、

半導体チップ計メーカーは弱くなったが、装置や材料系メーカーは引き続き注目とのこと。

日立製作所(6501)

再編が進みITに特化することでインフラ全般のIT化分野も伸びている。GAFAにも対抗しうる存在としてこれからも注目。

ほかに倉庫・物流関連の「ダイフク」・教育関連技術の「すららネット」・ヘルメットメーカーの「SHOEI」なども挙げられていました。

馬渕磨理子さんの注目

リゾートトラスト(4681)¥2167

旅行需要の回復が見込まれる航空・宿泊関連企業。投資の見極めのポイントとして赤字から黒字に転換するタイミングに着目したいとのことです。そのなかでも例えば会員制リゾートホテル「エクシブ」などを運営する総合リゾート企業である「リゾートトラスト」などを挙げていました。

西松屋(7545)

子供衣料品を取り扱う西松屋が堅調。消費マインドが冷えておらず、ついで買いをさせる仕組みづくりで注目

暗号資産

円安で円の価値が下がっている今暗号資産に注目してもいいのではないかとのこと。さらには現在普及している「Web2.0」から、分散型インターネットと称され、ブロックチェーン技術を活用し情報伝達を行う「Web3.0」に移行することで報酬決済手段としての活用が期待されるとのこと。

大江英樹さんの注目

神戸物産(3038)¥2855

EDLP(Every Day Low Price)をモットーにした業務スーパーを運営している。生鮮食品は日持ちの良い冷凍食を主力で販売、その他にもローコストを意識した経営により、安い品を供給していて、こういった格安スーパーはインフレ・資源高の今注目とのこと。

また、米国ハイテク株価が今下がっているので、注意しながら少しずつ買っていくのもいいのではないかとコメントしていました。

またコロナ禍で起きた変化として

①つみたてNISAをする人が増えた(2020年に95万人だったのか2021年末は339万人に)

②若い人が投資を始め出した→つみたてNISAをやっているひとのうち20~30代の人が約6割とのこと

という話でした。

利益50億円のカリスマ投資家「テスタ」さんも登場

番組では300万円の資金からスタートして、現在は利益50億円のカリスマ投資家になったテスタさんがインタビューに登場していました。初期の頃はブログ300個程を毎日見て勉強していたとこのとです。

億万長者ということで、その投資手法は自分には参考にはないような気もしていましたが、話を聞いていると、以外にも役立ちそうなヒントが色々ありましたので一部 抜粋してみます

とにかく負けないことを考えて一気に増やすのではなく コツコツ積み重ねることを意識して 気づけばおくりびとに辿り着いていた。

たくさん負けているから取り返したいと思うとか、すごい勝っているから調子にのって大きくいってしまうとか、色んな感情による取引があるが、自分の感情というのは相場の価格を形成する上で何の因果関係もないので、そこに感情を入れることは意味がない。僕は感情を切り離して、常に相場にいる時は冷静にしなければと思っている。

とんでもなく自信のある銘柄があれば、みんなたくさんお金を入れたくなるが、そこでも自制して資金の何十%しか入れないとか、戦争が起こる地震が起こるとかそういうので相場がすごい下がったりもするし、そういう読めないものというのは必ずあるので、複数の銘柄に分散するであるとか、そういうルールは特に紙に書いたりしているわけではないが、 自分の頭の中でそれを自然とできるようにはしています

こういうマインドセットに基づいて冷静にトレードしていくことは容易に実行できるわけではないのは株式取引をやっていると痛感するところですが、この意識を忘れずに毎日相場に向き合いながらもしっかり結果を出せているという点が、カリスマ投資家たるゆえんなのだと思います。

番組インタビューでは失敗についても振り返っていました。

テスタさん曰く1年かけて積み上げた1億円の利益が、翌年初めの1~2週間で空売りの失敗により1億円のマイナスに。仕手の影響を回避できなかったそうでその時が一番キツかったそうです。1億円のマイナスとは想像を絶する世界です・・。

2000~3000万円の損失で抑えられなかったのはリスクを取りすぎたのが原因で実力不足だったと振り返っていました。失敗や損失の振り返りというのは正直しんどいところですが(損失額が大きければ尚さら)、冷静に分析している姿勢も見習いたいところですね。

テスタさんからこれから投資を始める人へのアドバイス

ギャンブルをやらないこと。ドキドキしたい人が多いんですよ。例えば最初に株をやる時にちょっとだけ資金を入れるんですが、それでやるとあまりお金が動かないので、こんなんじゃ怖くないとお金を出したりする。それはギャンブルなんです。

その小さなお金しか動かないやつ(銘柄)でもちゃんと真剣にやって、プラスに持っていくためにはどうしたらいいか考えるべき。

ギャンブル的な要素をひとつずつ排除することが勝ちにつながる

自分がやっているのは「ギャンブル」なのか「勝つための投資」なのか考えてやると、冷静にやれるのは投資だと思うので、後は冷静な投資を積み重ねて『勝ちやすい方法』を見つけたら、そこから始めてお金を入れてあげてほしいなと思います

ゲストの大江さんも著書で「自分の勝ちパターン」を見つけることが大事と仰っていました。

同じく高橋ダンさんも非常に難しいこととしつつも『自分が得意なことに集中し得意でないことは避ける』ことが重要だと言っていました。

結局は投資経験を積みながら自分に合うやり方を探していくしかなさそうです。

番組の感想

紹介されていた銘柄は知っていたものもあり、そうでないものもあり。買う買わないは別にしても、なかなか興味深く自分なりに分析してみたいと思いました。

世の中には自分の知らないおもしろい企業がまだまだたくさんあり、それらを見つけられるのも投資の魅力ですね。

会社四季報の冨岡編集長が次々と銘柄を出していたのはさすがだと感じました。また、エル氏が紹介していたユニオン・パシフィックほか、米国株の世界について今後もリサーチしていきたいとおもいます。

番組は不定期に放送されるようですが、次回の放送が楽しみです

※特定の銘柄を推奨するものではありません。最終的な投資判断は自己の考えに基づき行ってくださいというテロップが番組内で随時表示されていましたので合わせてお知らせしておきます。